第35号
2008年10月

<研究論文>
牛田伸一  相互作用システムとしての「教育的教授」論 
         −因果テクノロジーの欠如と「教育的教授」論の間    1
奥野武志  西周における道徳と教育
         −「東京師範学校ニテ道徳学ノー科ヲ置ク大意ヲ論ス」の史的位置−   13
橋本 勝   明治期の小学校における試験の展開と終焉
         −教育機能の≪選抜・配分≫と≪統合≫という観点から−   25
及川留美  母親の役割取得と母子の関係性   39
大友 晃   昭和初期農村小学校における体験的郷土教育の展開
         −斎藤富の理論と宮城県丸森尋常高等小学校の実践−   51
大岡紀理子 戦後の幼稚園教員の再教育に関する史的考察
         −認定講習会の実態を中心に−   63
緒方真奈美 総合的学習のカリキュラムデザインにおける教師の「暗黙知」
         −A教師の単元開発を事例にして−   77
高宮正貴  J.S.ミルの功利主義は自由主義を正当化しうるか
         −快楽の質と美学の議論から−   89
古市将樹  土田杏村の教育論および自由大学運動再考
         −学習/自己省察の契機としての他者−   101
久保田英助 廓清会の純潔教育運動と国家総動員運動
         −買売春をめぐる日本人男性のセクシュアリティー   113

<特別寄稿>
長谷川 榮  私の教育方法学研究の歩み   125

<第55回大会公開シンポジウム報告>
江幡 裕  山口豊一     親と教師の連携は可能か    137
新井英靖  横須賀聡子      −現状を超えるために−

第55回大会研究発表題目一覧   151

<学会通信>